

三誠の自社開発テクノロジー
私たちは杭のメーカーとしては珍しく自社開発を行っています。業界で当たり前とされていることに常に疑問を持ち、杭や建物の施工性、環境問題、災害対策に至るまで様々な問題に対して独自の技術で解決を図ってきました。多くの学会での発表も、研究内容を世界と共有し、より良い社会を築いていくための活動の一環です。その結果「鋼管杭といえば三誠」と言っていただけるまで成長することができました。開発は、従業員が積極的にアイデアを出し、相互にコミュニケーションを取りながらスピード感をもって進めています。多様なメンバーによる多様な思考こそが優れたアイデアを生み出します。これからもチーム一丸となって社会及び環境問題へ取り組んでいきます。

基礎と柱をボルトで留めるだけ!
シンプルでコストパフォーマンスに優れた基礎システム
三誠のECS-TP工法は、従来の基礎の施工プロセスそのものを見直すことで、設計基規準で考慮される構造クライテリアを満足した上で、 工期を大幅に短縮することに成功し、コストダウンと性能維持を同時に実現しました。 また、施工がシンプルで非常に容易なため、難しい現場にも安心して用いることができるというメリットがあります。これまでも、「傾斜地に堆肥舎を建てる」「駅舎の外側から新たに屋根を掛ける」「鉄骨の懸造りを造る」といった通常難しいとされてきた先駆的なプロジェクトで採用されています。

基礎杭トッププレートに現場で空けた孔と上部の構造体のベースの穴の位置を揃えます。そこに高力ボルトを通して締めれば完了です。基礎のフーチンは必要ありません。これまでにない明快でスマートな施工方法です。

施工新時代の幕開け!
ロボットと人間の共同作業でハイクオリティな溶接を実現
溶接工の技術や気象条件など、屋外で行う溶接作業は、常にクオリティ維持の問題に直面します。 三誠は、「誰でもどこでも高品質に」をコンセプトに掲げ、スイッチ1つで自動で高精度の溶接をしてくれるロボットを開発しました。 ロボットの精密な精度と職人の感性が相互に助け合うことで、格段に溶接精度が安定化・改善され、建物の高品質化に貢献しています。 三誠では、ロボティクスが今後施工現場で今以上に重要なポジションを担うことを鑑み、積極的に開発を進めています。



上下の杭を接続し、溶接箇所に合わせてレールパーツと本体を装着し、リモコンのスイッチで溶接がスタートします。溶接工は、ロボットが行う溶接のモニタリングを行うだけです。